ネットショップ開業したのに赤字になる理由|よくある失敗例と改善策

ネットショッピングで利益がでなくても安くする

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ネットショップを開業したのに、「なぜか赤字が続いてしまう…」と悩んでいませんか?


実は、ネットショップで赤字になる理由は「努力不足」ではなく、商材選び・集客・利益率の設計など、最初の戦略ミスによるケースがほとんどです。

私もEC運営を始めたばかりの頃は、アクセスが増えない・広告費ばかりかかる…と失敗ばかりでした。
しかし、利益率の高い商材を選び、転換率を上げ、データ分析を習慣化することで、年商1億5000万円を達成することができました。

この記事では、ネットショップが赤字になる主な理由と、失敗を防ぐための改善策を具体的に解説します。
これからネットショップを始める方も、すでに運営中で赤字に悩んでいる方も、ぜひ参考にしてください。

目次

ネットショップ開業で赤字になる5つの主な理由

ネットショップ開業で赤字になる5つの主な理由

ネットショップを開業した人の多くが、情報不足により最初の数か月〜1年で赤字に悩みます。

筆者も楽天市場に出店した最初の年は残念なことに赤字でした。


しかし、赤字の原因は決して「努力不足」ではありません。
多くの場合、戦略段階での見落としが原因です。ここでは代表的な5つの理由を解説します。

売れる商材の選定ミス

ネットショップで赤字になる一番大きな原因は、商材選びの失敗です。
需要の少ない商品を扱ってしまったり、競合が強すぎるジャンルに参入してしまうと、集客コストばかりかかり利益が出ません。

対策ポイント

  • Amazon・楽天などのランキングで需要を調べる
  • Googleトレンドやキーワードプランナーで検索需要を確認
  • 「高利益率×低競合×壊れにくい」商材を優先的に選ぶ

ここでは上記にようにありきたりなことを書きましたが、当然それだけではありません。

ただしレッドオーシャン市場だけは避けた方がいいです。既存のライバルは必然的に強いライバルたちが多いうえに、あとから参入してくる販売者も強いことが多いです。

なによりも広告費ですべてが無駄になることもあります。

集客力不足(アクセスが集まらない)

商品が良くても、アクセスが集まらなければ売上はゼロです。
特に開業初期は、SEOやSNSなどの集客戦略を立てないまま開店し、結果として赤字に陥るケースが多いです。

対策ポイント

  • SEO対策で検索流入を増やす
  • InstagramやX(旧Twitter)で無料集客を強化
  • 広告は効果測定を必ず行う

補足ですが楽天市場やamazonのモール販売の場合、無理してSNSは使わなくてもいいです。

基本的にモール販売であればモール内の広告を使うことが必須になります。広告費は使いたくないという方もたまにいますが、広告をつかわないのであれば販売しないくらいに考えてください。

そのうえでROAS最適化を目指すべき施策を行います。

原価率が高すぎる・利益率が低い

売れているのに赤字になる販売者は、利益率の低さが原因のことが多いです。
仕入れ原価・送料・決済手数料を差し引くと、利益がほとんど残らない構造になっている可能性があります。

対策ポイント

  • 目安は「原価率30〜40%以内」
  • 価格競争に巻き込まれにくい「付加価値型商材」を選ぶ
  • 利益率の低い商品は広告で無理に売らない(そもそも選ばない)

昨今は円安により国内仕入れ・海外仕入れを問わず仕入れ価格も上昇傾向です。

リリース時は採算がとれていても徐々に合わなくなるパターンもあります。

広告を必ず使うことを前提でも価格設定が必要です。

また同じような商品を扱っているライバルが異常に安く販売しているときもあります。基本的にそのようなライバルはコンテンツレベルが低いことが多いですがライバル全体が安売りしている場合は注意が必要です。

過剰な在庫仕入れ

在庫を抱えすぎると、キャッシュフローが悪化し、黒字倒産のリスクすらあります。
需要を見極めずに大量仕入れをすることは、ネットショップ初心者の大きな失敗パターンです。

対策ポイント

  • 小ロット仕入れから始める
  • 無在庫販売・予約販売を活用する
  • 売れ残り在庫は早めに値下げ・セールで回転させる

無在庫販売を記しましたが、モール販売であればそもそも無在庫はおススメしません。

理由はモールアカウントに傷が付きやすくなります。どういうことかというと、無在庫の場合は注文があってから仕入れするため特に海外仕入れの場合は何かアクシデントがあれば商品到着がおそくなります。

その場合顧客からクレームが入ることになり、そのクレームが増えれば増えるほど店舗アカウント(店舗レビュー)が悪くなります。

あまりにも店舗レビューが悪くなればモール退店も考えられます。

また仕入れタイミングが遅くなると今度は機会損失にもなることがあります。

せっかく上位検索されたにも関わらず、商品がなければ転換率が下がり比例して検索順位も落ちます。

資金が豊富にあれば問題ないですがスモールビジネスとして運営していればギリギリの資金でやることも珍しくないです。

各店舗バランスのいい仕入れタイミングを計るべきです。

広告費の使いすぎ

前述したように販売時は必ず広告は使います。

ですが集客を広告だけに頼ると、売上より広告費が高くなり赤字に陥ります。
特に効果測定をせずに広告を垂れ流すのは危険です。

対策ポイント

  • ROAS(広告費対効果)を常に意識する
  • コンバージョン率を見ながら予算を調整
  • SEOや自然検索など無料集客とのバランスを取る

ここでは簡単にROASを意識する。と書きましたがROASを上げるにはランディングページを充実させる必要があります。当然それだけではありませんがランディングページの改善を繰り返し、ROASが良い数値になるまで徹底します。

どうしてもROASが改善しない場合は該当商品の撤退も視野にいれるべきです。

赤字を回避するための具体的な改善策

ここからは、赤字から脱却するための実践的な改善策を紹介します。
「商品選定」「集客」「利益率」の3つの軸で戦略を立てることが重要です。

リサーチの徹底で「売れる商品」を見極める

まずは、今扱っている商品が本当に売れるのかを再チェックします。

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋ランキングを調べると、ニーズの高いジャンルがわかります。

  • Googleトレンド
  • キーワードプランナー
  • 楽天ランキング・Amazonベストセラー

集客チャネルを複数持つ

SEOだけに依存すると、順位変動で売上が大きく落ちるリスクがあります。

SNS・広告・メルマガなど、複数チャネルを組み合わせるのが安全です。

  • Instagram → 物販との相性◎
  • X(旧Twitter)→ 初期費用ゼロで拡散力あり
  • LINE公式アカウント → リピーター育成に最適

利益率を最優先にした商材選び

赤字を避けるためには、売上よりもまず利益率を重視すべきです。
「売れているけど儲からない商品」から「売れて儲かる商品」へシフトしましょう。

キャッシュフローを意識した仕入れ

黒字倒産を防ぐには、キャッシュフローを常に意識する必要があります。
売上が立っても現金が残らなければ赤字と同じです。

  • 在庫は小ロットで回転率を高める
  • 入金サイクルを早める決済方法を選ぶ
  • 売上データを月次で分析する

ネットショップで失敗しないための3つのマインドセット

最後に、赤字を防ぐために必要な考え方を紹介します。

すぐに結果を求めすぎない
 開業初期は赤字でも「学びの期間」と捉える

小さく始めて徐々にスケールする
 一度に在庫や広告費をかけすぎない

データ分析を習慣化する
 売上・利益・在庫・広告の数値を毎月チェック

まとめ

ネットショップで赤字になる最大の原因は「商材選び」「集客不足」「利益率の低さ」です。


開業時は小さくテストしながら改善を重ねることで、失敗を防げます。


この記事の改善策を参考に、ぜひ赤字脱却を目指してください。

今回は以上です

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この記事を書いた人

ていゆうのアバター ていゆう ECコンサルブロガー

・EC運営歴10年
・楽天ショップ・オブ・ジ・エリア/ヤフーショッピングエリアアワードに複数回受賞
・最高月商3000万円
・現在はECコンサルティング

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